Dec 5, 2010

山火事

今、イスラエルはハヌカのお祭りの真っ最中.この祭りは8日間ろうそくを一本ずつ増やしながら、神さまの奇跡を祝う祭りです.でも皮肉な事に先週の木曜日からハイファ近くのカルメル山で火事が起こり、41名の死者を出すイスラエル建国以来の大惨事となりました.出火元はまだはっきりしませんが、放火/失火いろいろ言われています.また各国かもら消化用の飛行機や消防士が駆けつけています.地形が入り組んでいるため、主な活動は海の水を運んで空から消火作業です.最初に来たのはギリシャ、トルコやヨルダンなどからも来ました.火が起ってからすでに3日間たち、キブツが一つ全滅、その他にもたくさんの人がやけだされたり、非難しています.カルメル山は、「神の農場」という意味で自然が美しく、こちらでは「リトル スイス」と呼ぶほど森や谷がまじわる風光明媚な自然保護地区でした.テレビ、ラジオも安息日にも関わらず終日生中継をして現場の状況を追っています.死者は、地域にある刑務所の受刑者を救出する為に駆けつけた看護官を運んで来たバスとボランティアの16歳の少年でした.また人々の間では、この火災がイスラエルのイメージ(火事に弱いのでは)対する悪影響を懸念する声も聞こえて来ました.それから便乗して放火している人もいるようです.今年は例年にないくらい,気温が高く(12月に入っても25度を超える気温)雨期なのに雨は1回きりで乾燥しまくっている状態での山火事でした.

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