Oct 6, 2011

Jewish New year -2

実は前のポストは9月に書きかけて再び10月に突入。この間にもまたまた変化がありました。クフィールは一ヵ月たちそれなりに保育園にもなれてきました。今は取りあえず歩きたいようで,つたい歩きしています。意思もはっきりしてきて,何か欲しいと”ウンウン”と言って催促します。あとよく[マーマー」と言っていますが、意味は不明です。
さて問題は恵伝です。前も書いた様に、彼女の保育園は街の反対側にあります。それでもこの保育園を選んだ理由はここの方針が気に入ったからです。それは多文化主義,多言語主義です。言語とはヘブライ語,アラビア語を日常的に使い、多文化とはユダヤ教,キリスト教,イスラム教の伝統を主軸とした文化です。要するに「イスラエル社会の縮図」なのですが、この国が面白いのは教育は通常それぞれのグループがそのスタイルに沿った教育をするので、異なるグループは一緒に座って勉強することがないのです。ここはそういう意味では特別です。しかし保育園が送り迎えがちょっと大変だったので,翌週から近所で同じところに通っている小学生の子達数人と一緒にタクシーの送迎にしました。最初の1週間はスムーズに行って,これは良いと思っていたのですが,2週目くらいから子ども達が車の中で騒ぎだし、恵伝も負けずに彼らをぶったり、最後はタクシーの運転手が彼女を朝,保育園の入り口に残したまま立ち去ってしまったのです。丁度一週間のツアーがはじまった私は朝,テルアビブのホテルで先生から電話でその事実を知りました。しかし違う街にいる私はそれ以上のやり取りができず、心配のなか仕事を続けました。結局その後私の仕事が終わるまで恵伝は保育園に行かず,祖母のところで過ごしました。仕事が終わった時はユダヤ新年のお休みで、今週に入って再び私の送迎で保育園に通いだしました。最初の日は私からなかなか離れず1時間ほど一緒にいました。そして毎朝私と別れるのをいやがります。先生達曰く、行ってしまえば結構ケロとして遊んでいるとのことです。確かに迎えに行くと今度は遊びに熱中してなかなか帰りたがりません。そして今朝,クフィールを保育園に連れて行った時,恵伝の先生だったショシが「新しい保育園に慣れた?」と聞かれた時「うん」と答えていました。先週はショシに戻りたいと言っていたのが,少しずつ変わってきたようです。今回のことで学んだことはやはり新しい環境に入る時は親としてもう少しゆっくり子どもがその場に慣れる様に見守ることの必要性でした。考えてみれば恵伝はまだ4歳8が月、まだまだ小さい子どもなのですが、日常の彼女があまりにもしっかりしているのでつい忘れて恵伝の自立性に頼ってしまったのでした。ところで最近気がついたのですが,恵伝は自分の年を人に言うのをいやがります。いつも年を聞かれると「知らない」と答えているので数字を覚えていないのかと心配していたのですが,どうやら4歳とは思いたくないようです。自分の中では既に6歳くらいのつもりなのでしょう。