Jun 13, 2010

Shavot

5月17日はニシムの誕生日,そして今年はちょうどシャブオット(七週祭ーペンタコステ)に当たりました。保育園も1日半お休みになるので,家族で久しぶりにゴラン高原に出かけました。ニシムの従兄弟が「チィメル」と呼ばれるコテージ風の宿をやっているので,そこに一泊しました。このチィメルと呼ばれる宿は最近イスラエルで流行っている宿泊施設です。ホテルの様に大きな建物ではなく,一つ一つ別棟になっていて、それぞれ趣向ををこらしたデザインになっています。先日のニュースで日本風に畳と温泉のあるチィメルが紹介されていました。料金はホテルより高めですが,静かに過ごせる事やプラベートがある事などでカップルや熟年層に人気があります。シャブオットはたくさんのイスラエル人がガラリア地方に旅行に出かけるので,直前に宿を取るのは難しいのですが,そこは家族優先のイスラエル人,親戚という事で宿を優先的に貸してくれました。 彼女は5部屋持っているのですが,そのそれぞれにジャグジーがあり,もう一つ庭にも大きなジャグジーがあります。私は妊婦という事で入れませんでしたがニシムと恵伝は入って温泉にように楽しんでいました。もう一つ彼女のチィメルはキネレット(ガリラヤ瑚)が一望できる絶景の位置にあります。特に夕方は夕焼けに染まった空をバックに静かなガリラヤを楽しめました。 翌日はゴラン高原に行きました。まず恵伝が楽しめるように動物のいっぱいいる牧場に行きました。ポニーに乗ったり,いろいろな鹿を見ながらそれぞれの生態の説明を受けたり,ウサギなどの小動物と遊んだりして楽しみました。その後国境付近のヘルモン山中腹にあるドゥルーズの村マジェダルシャムスなどをドライブしました。道々にはたわわに実る赤いサクランボ畑が広がり,最近はイスラエルでも果物狩りが旅行者たちのレクリエーションになりつつあります。またゴランの中心カツリンにあるビジターズセンターでは(Golan Magic Movie),ゴラン高原の四季や歴史を映像や模型を使って解りやすく説明してくれます。ゴラン高原と言えばイスラエルとシリア間での国境紛争地ではありますが,本当に美しく四季折々の表情がある事がわかりました。それとすでにゴランワインはイスラエルではかなり有名ですが,最近地ビールもできました(The GolanBrewery) 4種類のビールがあり,特に私は黒ビールのこくのある香りが気に入りました。まだ一般の店頭では見かけた事がないので,ここに行かないと飲めないかもしれませんがかなり行く価値があると思います。また隣にあるOlive Oil Pressのスクラブ石けんが最近の私の中での大ヒットでこれもイスラエル北部にしか売っていません。いろいろなオリーブの石けんがありますが,このスクラブは他の石けんとはちょっと違い一件泥のようですが,オリーブの実や種とレモンやハーブを練ったような石けんです。ここのオリーブ油はオーガニックなので,きっと肌にも良いのかもしれません。 昔からゴランやガラリヤ地方は豊かな地域として歴史にも登場していますが(それが為に戦地にもなりやすいのですが),もこうやってみると今も土地の恩恵を受けた商品群が品質が良いようです。エルサレムとは違い緑豊かなゴラン高原ののんびりとした休日でした。

2 comments:

奈津 said...

楽しそうですね~\(^o^)/

日本では最近、イスラエルのニュースが流れましたが、よい内容ではありません。
世界のニュースでも、同じような感じですよね。

何かと悪いニュースが流れ、イスラエルの印象もますます悪くなっているようで、私が去年の春に行ったことを話すと、軒並み
「危なくなかった?大丈夫だったの?」とか、「あんな国を擁護するわけ???」などと言われることもあります。

確かにそれも一理ありますが、よく勉強し、気をつけて行けば、イスラエルはそんなに悪い国じゃないと思うのですが・・・。

世界の中には、もっともっと大問題のある国も、危険な国もあります。
そんな中でも観光客はもちろんいるし、文化やスポーツの世界的な会すら、開かれることだってあります。

イスラエルも、ある意味でもう少し成熟した考えを持てれば、今よりも情勢が落ち着き、悪い印象も払拭できるように思います。

独特の文化や習慣、混在する宗教を持つイスラエルをもっと多くの人に知ってもらいたいものです。

Junko & Nissim said...

確かにこのガザ援助船での出来事はこちらのニュースでも連日流れています。ただこちらではいかに援助船の中に暴力的行為を行う人々がいたかについてが中心です。映像でみる限りでは,本当に相手も無垢の人々ではなく,ナイフやパイフなどを持って兵士を傷つけようとする行動があった事がみられます。でも死者が出た事に関してはやはり正しい調査が必要でしょうね。しかし世界のニュースの論調の,援助者=正義,その反対者=悪の単純図式にちょっと辟易してしまいます。どちらも人間が行っている事だから間違いや良心が一人の人間の行動にも入り交じっていたのではないでしょうか。